今回のテーマはテント内での就寝。
快適な眠りは色々なキャンプギアで賄うことができますが
多くの初心者キャンパーさんが勘違いしていることとして
という点です。今回はこのお話。
この記事でわかること
- 地べたで寝るにはマットが必要!
- マットにはいくつかの種類がある!
- マットが面倒ならコットでもいいぞ!
寝袋1つじゃまず寝れない!
寝袋=かけ布団です。
布団があっても「あれ」がないとねれないと思いませんか?
そう、ベッドです。
ベッドで寝ない人もいると思いますが、敷き布団はもちろん使いますよね。
たとえ芝生であっても地面は硬い!
キャンプ初心者は寝袋があれば寝れるだろうと思ってしまいがちですが
実際にキャンプ場の地面というのは
当たり前ながら、硬いのです(笑)
海辺の砂浜だったらまだ少しはマシかもしれませんが
芝生・砂利・土はもちろんですが
岩、コンクリートなんてお話になりませんw
硬すぎて寝れません!横になったら痛い!と思うはずですw
石や枝などが転がってたら論外!
というわけでキャンプサイトを設営し出す前に
フィールドの整地をする必要があります。
石や枝を取り除き、なるべくフラットな地面にテントを設置します。
テントを設置したら、靴を脱いで中に入ってみよう。
意外にも足の裏にはゴリゴリと何かが潜んでいるのがそれでもわかると思います。
どう?寝られると思ったかい?w
【冬キャンプ】地面の冷気は半端ない
そして秋から冬キャンプの場合
地面の冷気は意外にも冷たいと感じる時があります。
ひんやりした地面は冬場睡眠をガッツリ邪魔してきます。
マットがないとまるで冷蔵庫のような冷たさの地面で密着して寝ることになります。
やっぱり必要なのはマットだったのです!
眠りを快適にする3種類のマットタイプを紹介
というわけで今回はキャンプで快適に眠るには
マットが必要!マットがあればどこでも寝れる!
素晴らしい3種類のマットをまずは紹介していこう!
クローズドセルマット(ウレタン製)
最もアナログで、軽量。収納は若干嵩張るけど
使いやすく値段も安いマットです。私はこのタイプを愛用してます。
マットの厚さや、大きさが本当に色々で、それに応じて値段もピンキリ。
ソロキャンプデビューの人は安価で求めやすいという理由から
クローズドセルマットを最初に使う人は多いでしょう。
エアーマット
空気を自分で入れてフカフカのベッドが完成。
空気を入れたり抜いたりするのは非常に手間ですが
地面との間に空気の層ができるので、冬キャンプでは暖かい寝床になります。
エアーマットというくらいなので、マットになんらかの拍子で穴が空いてしまった場合
それは修理するまでただの重たい荷物になってしまうのは覚悟しましょう。
インフレーターマット
空気が入り込むキャップを開けると
半自動で空気が入り膨らむエアーマットです。
値段も高く、重さもそれなりなので人によって賛否両論があります。
収納のコンパクト。
でもやっぱり値段が高い〜!
結局どのマットがいい?
個人的にはインフレーターマットが買えるならそれでOK。
しかし値段も高く、買うにはちょっと手が届かないと思う人もいるでしょう。
というわけでおすすめはクローズドセルマット。
折り畳みマットは簡単で、なおかつ安い。
必要最低限のスペックのマットを購入してみましょう。
もちろん人それぞれです。以下の表を参考にしてみてね。
名称 | コスト | 収納 | 寝心地 | 設営速度 | 撤収速度 | 耐久性 |
クローズド セルマット |
◎ | △ | △ | ◎ | ◎ | ○ |
エアーマット | ○ | ◎ | ○ | △ | △ | ○ |
インフレーターマット | △ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ○ |
コットってどうなの?
さて次はコットについてのお話。
私はクローズドセルマットを愛用していると前述で書きましたが
実は、それはコットを使っている体で話しておりますw
私は地べたに寝袋で寝るのがある日を境に嫌になりました。
そこで購入したのがコットです。
フィールドにコットを置くだけで最高!
コットは相当ゴツゴツした地面でなければ
ある程度の寝心地を約束してくれるスリーピング系ギアです。
コットって聞くと「なにそれ?」ってなると思いますが
ある程度丈夫なポリコットン(TC)や帆布(キャンバス)などで作られており
商品にもよりますが、80〜90Kgまでの体重を支えることができます。
*各メーカーサイトの情報を参照
コットは寝具に分類されますが、ちょっとしたロングベンチにもなったり
メーカーによってはハイスタイル・ロースタイルのコットがあったりと
用途やシーンは様々です。
コットの魅力はどこでも快適に安心して寝られる
コットを設置することができれば
基本的に安定した眠りを約束することができます。
前述で挙げた、地べた+マット+寝袋と違い
ある程度のハリのある丈夫なベッドは最高の一言。
また地面の冷気を影響も受けにくいのも特徴。
コットの下は隠れた収納になる
皆さんの自宅のベッドの下には何か収納をしていますか?
何かものをしまっているでしょうか?
実はキャンプサイトのコットの下も同様に収納スペースになります。
工具箱を入れたり、キャンプギアの外袋(収納袋)をしまったりと
用途は様々。地味にコットってこういうシーンで便利な時があります。
コットのデメリット
コットにもデメリットなどがいくつかあります。
徒歩やツーリングキャンプには不向き
コットは非常に便利なスリーピングギアですが
リュック1つでの徒歩キャンプや
バイクに積載してツーリングキャンプでの場合
非常に荷物になります。
コットは収納するとちょっと大きい横長のトートバッグみたいになるのがほとんどです。
フレームはスチール製のものが多く、持つと結構な重さもあります。
もちろん軽くて丈夫なコットもありますが
全体的にコットは若干重さを感じるギアです。
車キャンプならまだしも、荷物にある程度限りのあるキャンパーには
あまりお勧めできません。
一部のコットは設営に強い力を必要とする
コットの構造は、2本のポールを連結させて橋を駆けるように
コット本体の部分をポールに装着します。
足の部分になる、骨の部分はコットのポールの穴に
直接差しこむタイプが多く、こういうコットは結構安価なイメージがあります。
足はスチール製である程度の力を使って
ポールの穴に入れて連結させるものが多く
女性キャンパーにはなかなかの力を使うと思っています。
設営に時間がかかる
ポールを連結、マットにジョイント、足を組み立てる。
この3つの工程が意外と時間がかかります。
マットならワンタッチ、もしくは空気入れるだけ!
っていうシンプルなものに対し、コットは
それなりに時間がかかることを覚悟しましょう。
手持ちのテントに入らない可能性がある
私はDoDのコットを愛用しています。
ごく普通のソロ用のサイズのコットですが
フィールドアのワンタッチソロテントに見事にフィットしました。
つまりあと数十センチテントが小さかったら
DoDのコットは入らなかったでしょうw
というようにもしかしたらあなたの持っている
小さめのテントには、コットが入らない可能性があります。
流石に大人1人が横になれないテントなんてないでしょ!
って思うかもしれませんが、ソロ用のツーリングドームなんかは
極端に中が狭いため、なきにしもあらず!
マットかコットかどっちがいい?
それはあなたが決めることです。
私はコット派ですが、マットも否定しません。
あなたの好きなタイプの寝具を選びましょう。
また、マットとコットをどちらも用意して
シーンに合わせて使い分ける楽しみもあります。
キャンプ場に合わせた楽しいキャンプライフを
楽しみましょう!